ミニ・パトより愛をこめて

紺野由起（藤田朋子）と津村めぐみ（長山洋子）は共に22歳の城南署交通課員。生真面目で模範的な女性警察官の由起と、交通課で交通整理なんてやってられないと言ってはばからないお調子者のめぐみは、性格は正反対だがなかなかの名コンビだ。2人は連続婦女暴行殺人事件が起きている時に、ミニパトで暴走族とカーチェイスをして、大目玉を食らってしまった。そこに、本庁からエリート刑事の藤波（美木良介）が応援にやって来る。これまで、胸をときめかす男は刑事課の秋山（布川敏和）ぐらいしかいなかった城南署の女性刑事たちは色めきたった。ある日、由起とめぐみは盗難されたオートバイを発見し、必死で追跡するが見失ってしまう。その犯人を見つけた場所は、新たに発生した婦女暴行殺人事件の現場付近だった…。