太平洋戦争末期の昭和19年。操縦の腕前は一流ながら、自由奔放で上官にさえ口答えしてしまう軍人らしからぬ男・長谷川龍太郎。彼の飛行機に同乗した士官たちはたちまち病院送りになっているということから“分隊士殺し”の異名をとる龍太郎だったが、部下の面倒見は良く、仲間の隊員たちからは人一倍慕われていた。そんな彼のもとに新しい隊長として大学卒の将校、久我少尉がやって来る。自分とは何もかもが対照的な久我に反発を覚える龍太郎。しかし、何度も衝突を繰り返していた2人の間には、いつの間にか強い友情が芽生えてくるのだった…。
展开